【先天性股関節脱臼】
先天性という名称ですが、実際には生後の育児環境などが原因で股関節が脱臼するケースが多い症状です。新生児、乳児期に赤ちゃんの緩やかなM形の脚の開きを妨げないような正しい取り扱いをすることで予防・治療が可能です。女児に多く発症し、寒い季節や寒冷地の出産でも多く見られます。また出産時に逆子などの異常分娩でも多発します。先天性の股関節脱臼がある方は、骨格矯正を行うと関節に負担がかかる場合があります。骨格を矯正するより、周辺の筋肉をゆるめていく事にポイントを置く施術をすると良いでしょう。
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【変形性股関節症】
先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全を発症した方に多く発症します。成長の段階で股関節の軟骨や骨が磨耗、変形し機能異常を起こします。症状としては股関節の痛み、動きの制限、足を引きずるような歩行または左右に傾く歩き方などで、女性に多く発症します。発症すると徐々に悪化し、いったん変形した股関節は発症以前の状態に戻すことはできません。筋力強化、体重コントロール、薬の服用など専門医への相談が必要となります。
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【臼蓋形成不全】
先天的もしくは成長の過程において、股関節で脚の骨(大腿骨)の受け皿となる骨盤側の臼蓋(きゅうがい)部分が何らかの原因で十分に成長することができなかったため、大腿骨がしっかり臼蓋に納まりきれず、はみだしてる部分の多い症状のこと。正常な股関節と比べると体の重さを受ける臼蓋の面積が小さく、かかる負担が大きいため股関節にある軟骨が正常な股関節の人より早くすり減ってしまいます。加齢とともに痛みが発症し変形性股関節症となってしまいます。軽度であればお尻の筋肉(中殿筋)を鍛えることで症状を軽減することが可能な場合があります。
ケンズプロは骨盤、輪郭、O脚矯正及び骨格全般に関わる全ての矯正を行います。特に骨盤は骨格のバランス上、非常に重要な部位と考えており、骨盤のゆがみは上半身にも、下半身にも影響を与えるもとになります。
また輪郭矯正の技術は、エステや美容整形のそれと一線を画しております。カイロプラクティックの技術に独自のアプローチを加え、あごの関節等のゆがみを整えながら、フェイスラインを本来の状態に導きます。今回10年の矯正経験を積んで独立開業しましたが、これまでの多くの矯正経験をベースにさらに精進して、皆様の健康と骨格づくりのお手伝いをしていきたいと考えております。