〜〜 技術は 10000人以上の矯正経験から 〜〜
私は矯正を行うようになってから『矯正日記』をつけています。技術のベースはカイロプラクティック(米国で生まれた整体)ですが、さらに独自の視点や考え方もプラスし、お客さまの矯正の経過を観察しながら書き続けてきたデーターメモが上の矯正ファイルです。かなり厚さを増し、ちょっとした辞典のようになってしまいました。
このファイルには、これまで行ってきた矯正について、その効果、または失敗、なぜうまくいかない!簡単に結果がでてしまった事、その方の生活習慣、姿勢のとり方、歩く様子、自分なりの仮説などありとあらゆることを書いてきました。学問としてではなく実践経験の中で得てきたもの、感じたものを大切にし、従来の技術だけでは補えないと思えることに対しては、思考錯誤しながら、自分の独自の考えから新たな矯正の発見などもあります。
私は常日頃、施術をする者は”学者ではなく、職人であるべき”と考えています。もちろん知識が豊富である事に越したことはありませんが、それが体をなおす技術をもっている事とイコールにはならないからです。
なぜなら骨格矯正の難しさは、骨のゆがみを感じとる、研ぎ澄まされた感覚が必要だからです。(もちろんそれ以外にもいろいろな要素がありますが。)骨格のゆがみを感じる際、皮膚、脂肪や筋肉を介して骨の様子を判断しなければならない事を考えれば、経験の豊富さの必要性を感じざるをないことはすぐに理解していただける事かと思います。
人の体は千人いれば千種類ゆがみがあると考えて良いと思います。(もちろん似たようなパターンで大まかに分類できますが)そう考えた時に単純にどの方にも一律同じような一辺倒の矯正では効果があがりません。我々は矯正を単純に次から次に数をこなしてきたわけではございません。一人ひとりの矯正から何かを得ようとし、それを次の方に生かしていけるよう日々こころがけています。その方の本当のお悩みの原因を追求し、その方に合ったアプローチをできる施術を我々ケンズプロは目指しています。